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SS船長初公判 笑顔を浮かべる余裕も 入廷のベスーン被告(産経新聞)

 「(艦船侵入には)正当な理由があった」「背景にはいろいろあり、これからの審理で明らかにしたい」

 米団体「シーシェパード(SS)」による調査捕鯨妨害事件で初めて裁かれることになったピータージェームス・ベスーン被告(45)。午前10時前に黒っぽいスーツ姿で入廷すると、検察官による起訴状の朗読が終わると、自身が問われた罪状に落ち着いた口調でこう答えた。

 法廷内ではやや緊張した表情をたたえるベスーン被告。罪状認否後に被告人席に着席すると、知人を見つけたのか、傍聴席に向かって笑顔を浮かべる瞬間もあった。

 東京地裁には18の一般傍聴席を求めて427人が並んだ。また、正門前には、朝から日本人の団体が詰めかけ、SSに対する批判を展開。一方で、懸念されたSSによる抗議活動は行われなかった。

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<H2A>11機連続成功 「完成技術」PRも利用には課題(毎日新聞)

 日本初の金星探査機「あかつき」を載せたH2Aロケット17号機の打ち上げは、11機連続の成功となった。03年11月の6号機の失敗は過去の記憶となり、「完成された技術」との印象を内外に印象づけたが、利用を考えると課題は多い。

 これまでの17機はすべて、日本政府が作った衛星などを運ぶ、いわゆる「官需」による打ち上げだ。07年、打ち上げ業務が宇宙航空研究開発機構から三菱重工業に民間移管されたが、顧客と当て込む海外の衛星打ち上げ受注は、来年予定される観測衛星1件のみ。打ち上げビジネスの主力を担う通信・放送衛星市場へは、いまだに食い込めていない。

 なぜなら、H2Aには技術以外の制約が多い。発射場がある種子島の空港は滑走路が短いため、大型の人工衛星の空路搬入ができない。漁期を考慮し、打ち上げ可能な時期を年130日に限っていることも障壁だ。

 コストの問題もある。民間移管で低減を狙ったが、1回約85億円とされる打ち上げ費用はなお他国より割高で、国内の衛星事業者は打ち上げを国外に依頼している。官需依存を続けるとしても、政府の宇宙開発予算は縮減傾向。年間1、2機の打ち上げにとどまれば、低コスト化はもちろん、H2Aの製造ラインや熟練した技術者の維持も難しくなる。

 前原誠司・宇宙開発担当相の私的有識者会議は先月、「宇宙への足」を自国技術で確保することは安全保障上重要だとした上で、「官民一体で受注を推進し、宇宙産業の拡大を図る」との方針を示した。これを「絵に描いたモチ」に終わらせないためには、空港の拡張や制約のない新たな発射場整備など、国による大胆な支援策も視野に入れる必要がある。【山田大輔】

 ◇「あかつき」「イカロス」とともに打ち上げられた衛星とその目的

(1)大学宇宙工学コンソーシアム「UNITEC−1」(40センチ四方、21キロ)=コンピューターの耐久性能実証試験

(2)鹿児島大「KSAT」(10センチ四方、1.5キロ)=大気中の水蒸気観測

(3)早稲田大「WASEDA−SAT2」(同、1.2キロ)=衛星間データ通信の基礎実験

(4)創価大「Negai☆”」(同、1キロ)=情報処理システムの宇宙での実証実験

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